VOL.8 | 「IS HAVING A WONDERFUL TIME」 |
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2001.03.25 | |||
text by | |||
/GEOFF MULDAUR | |||
こやっち |
(LP 1975 Reprise CD 1990 WPCP-3633) |
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お待たせしました。こやっちです。今回もってきましたのは、またかなり渋めですが、知る人ぞ知るジェフ・マルダーです。 もともと60年代初頭から活躍している名人で、マリア・マルダーの元亭主であり、フォーク・アーリージャズ・ブルース・R&B・ジャグバンド・ゴスペルとルーツミュージック、グッドタイムミュージックをやらせたら、この人、とても渋〜いおじ様です。 最近では98年に18年振りにアルバムを発表し、今年に新作、77年以来の3度目のジャパン・ツアーを先日2月に行っております。 さて、その中でも私がもってきたのは、75年発表の「ワンダフル・タイム」というアルバムで、彼のアルバムの中でも大傑作と言われ、自分でもとても気にいっているアルバムです。 また、このアルバムに参加しているメンバーがすごい!当然、長年の親友であり、今回この人を載せようか迷った、ちょーセクシーなギターリスト、エイモスギャレットをはじめ、有名どこではジャズ界からはベニーカーター、ロンカーター、ソウル系からは、コーネルデゥプリー、クリスパーカー、大好きなドラマー、バーナードパーディー、その他ジョンケール、ビリーリッチ他数多くの人が盛り上げている。また、大城さんが挙げるかもしれないとのことで今回遠慮した、元奥様、マリアマルダーとお母さんゆずりの娘ジェニーマルダー(最近とても気になっていて、本当、お母さんに似てこれがとても良い)ととても素晴らしい面々が協力した傑作です。 続いて中身の方ですが、彼のアルバムの中でも古典への本格的アプローチとオリジナルな解釈、さらに70年代のコンテンポラリー感がうまくちりばめられたとても良くまとまっているアルバムです。 ミュージカル映画をおもわせるビングクロスビーばりのオープニングにはじまり、ブルージーなジャズフィーリングにあふれエイモスのギターが冴える2曲目、かっこいいゴスペル調の3曲目、ディズニ調のクラシック調のメドレーからブルースと続き、一番個人的には好きなソウル調の5曲目「HIGHER&HIGHER」ちょー気持ちいい曲等・・・本当、聴いていてここち良くしてくれるアルバムですよ。 ラストの曲「TENNESSE BLUES」は名曲ですが、元奥様のマリアマルダーと愛娘ジェニーマルダーと一緒に歌いあげていて、めちゃくちゃ良い曲です、ぜひ聴いてもらいたい1曲だな〜。ちなみにマリアと二人でデュオを組んでいた、このアルバムの前に出している、ジェフ&マリアマルダーの2枚はもっとお薦めですが・・・。 いかがでしたか?もし興味をひかれた方はレコード屋に足を運んでみてはいかがでしょうか。 ただ・・ほとんど店頭では見つからない可能性大です。注文するなど、店の人に聞いてみたほうが良いかもしれません。では、また次回をお楽しみに! さて、次は誰が何をもって来るか?とても気になりますね〜 それではまた来週、さいなら!さいなら! |
VOL.3 | TRAMP/LOWELL・FULSOM |
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2001.01.16 | |||
text by | |||
こやっち |
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21世紀おめでとうございます! リコメント゛第3回目は、前回なぎちゃんが取り上げた、房之助先生も喜ぶ・・・B.Bキングも敬愛するモダン・ブルースの巨匠、「ローウェル・フルスン」とて〜も渋すぎますが、取り上げさせていただきました。ローウェル・シ゛ョーシ゛じゃあ〜りませんよ。(それは、リトルフィートだっちゅ〜の・・) 私がお薦めするのは、「TRAMP&SOUL」(91年、Pウ゛ァインより2in1CDで再発)とてもお得です。 浮浪者の格好をしたおやじが、アトランティックレコート゛の60年代シ゛ャケットによく載っている綺麗なおねぇーちゃんを両脇に貨物の止まっている線路上で写っているジャケットです。 TRAMPとは、上記のとおり浮浪者という意味。また、深い意味では労働を虐げられた黒人をも指している、とてもBLUESな世界を表わしているようです。 あのクラプトンが最近のブルースカバーアルバムでも取り上げているリコンシダー・ベイビー等、多くのブルースシンガーにも敬愛されている、40年代より活躍しているちょ〜渋いおやじです。 結構R&B色の強いファンキーなアルバムで、中でも、「TRAMP」からは7曲目のBlack Nights,「SOUL」からはChange Your Ways,Too Many Drivers,あたりは有名ですが本当にいいですよ。また、この方の歌声は聞くたびに思わず唸ってしまいたくなるような、Mnnnnnnnn・・・・・・・・ちょ〜渋くパンチのある歌声です。 最近では、Blues界の大御所、ジミー・ロジャースが亡くなってしまう前の遺作「The Jimmy Rogers All Stars」で夢の競演をしており、まだまだのご健在ぶりには大変感動をおぼえました。余談ですが、このアルバムでは、他にストーンズのミックやキース、ツエッペリンのロバートプラントやジミーペイジ、クラプトン、タジマハール、ジェフヒーリー等が参加。またまたお勧めのアルバムです。 聴いてみたいな〜と思った方は、ご一聴を。 どうぞ、フ゛ルース・ソウルの世界に浸って下さい。 以上、こやっちでした。さて、次回はじゅんが何をお届けするか、お楽しみに・・・ |
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