祝 来日記念 といってもすでにご帰国? 

 

2001.8.15

Midnight at the oasis
/MARIA MULDAUR

text by

おーしろ

MARIA MULDAUR」より
 

 

またまた勝手に更新。

今回はかねてからこやと約束していたマリア・マルダー嬢を。

って「嬢」というお年ではないのでしょうが最初のイメージがそうだったので。

ほんとにね、このアルバムの頃は声の張りと甘さとしゃがれ具合が絶妙で「スワンプ界のお嬢さん」て感じだったのに、時の流れか人生の深さかあるいはアルコールの量なのか、人の声ってこうも変わるものなのね、と最近のアルバムを聴いて思いました。それはそれで味わい深いです。ブルースだね、こやっち。

 

さて彼女のデビューアルバムをご紹介している訳ですが、ポップでキャッチ-な曲に弱いワタクシとしては、やはり上記のオアシスの曲をおススメします。これ以上ないほどの代表曲ですが、知らない方はぜひ一聴を。

ほんとにオアシスを目の前にしたような心地がします。エイモス・ギャレットのギターのおかげもあるのかな。曲自体もいいけどね。

これも、うだる猛暑に一服の清涼剤となることでしょう。

まあ他の曲の土臭さに比べると、ちょっとおしゃれでほのかなソウル・フレーヴァ-ただよう曲がゆえに(すみません、この辺かなり適当なこと言ってます)最近のソウル系の人にカバーされたりするのでしょうな。

ちなみに次に好きなのは最後の曲「Mad Mad Me」これも他の曲とはテイストが違うか。そういえばどちらもストリングスが入っています。

私はそういう曲が好きだってことか。

 

ところでタイトルにもあるように、マリアさんは最近来日してました。何本かライブがあったようで、かなりこじんまりした所でもやってたみたい。気づいたのが遅かった。今の、どすの聴いたブルース声も聞きたかったのに。

そういえば、元だんなのジェフ・マルダーさんも少し前に来ていたのね。

流行りかしら。

ビール片手に聴けたら最高だったのに・・・

しょうがないので自宅で缶ビール飲みつつアルバムを聞く夏の深夜なのでした。

 

あの曲を聞くと これが聴きなるのね・  Part 2− 

 

2001.7.28

VENTURA HIGHWAY
/AMERICA

text by

おーしろ

Warner Bros. 2-2655「AMERICA/HOMECOMING」
WPCR-706「アメリカ/アメリカの歴史(ベスト)」より
 

 

掟破りの単独更新を遂行し始めたおーしろです。
自己満足のため、勝手に企画第二弾を推し進めております。隠密で書き続けてやる〜禁止令が出るまでやめないのじゃ〜。

さて今回聴きたくなる曲は、
イギリス出身なのにアメリカとはこれ如何に。の三人組、72年のヒット曲です。
これを聞きたくなる引き金の曲とは、マイケルさんの妹であるところのジャネットさんの最近のヒット曲ですな。はっきり「サンプリング」したらしいので、連想でもなんでもないのです。VENTURA HIGHWAYのイントロがはっきり聞けるんだから。ああ、でもタイトルをフルに覚えてないからここに書けない・・・。

この曲、そのギターリフが有名ですが、しかしそれだけじゃ私はさびしい。
何しろアメリカといえばコーラス、とくにスキャットのコーラスがあってこそのアメリカと信じているわたくしといたしましては、Ms.JJの曲を聞くたびに消化不良になってしまうのでございます。J-WAVEから流れるたびに、心の中で「トゥルルルル、トゥルルルル・・・・・・」とコーラスの穴埋めをしている(でも仕事の手は止めないのよ〜)日々でございます。J-WAVE様、たまには本家もかけてね。

アメリカといえば「名前のない馬」や「金色の髪の少女」がベストヒットなわけですが、私はVENTURA HIGHWAYが一番すきだなぁ。
前回に引き続き、この曲も私にとって「夏の夜のドライブ」(ただし晩秋まで延長可)ジャンルなのですが、HIGHWAYって言うぐらいだからそりゃぴったりでしょう。さらにこの道の名はL..A.から北に向かう実在の物だそうで、なんだ本当にアメリカでやんのと思う次第です。
この曲も延々リピートして聴きつづけるのもgooですが、彼らの曲はいい意味で似たようなものが多いので、どのアルバムも丸ごと聴いて良いでしょう。つねに同じ気分に浸れます。他のアルバムならHOLIDAYなどもお薦めします。この手の爽やかロックは一定のクオリティを保ちつづけるのが大事な事なのよね。この場合、「爽やかでそれなりに洗練されていてちょっと物悲しい」かどうかってことなんですけど。
・・・なんだか私のわかりやすい趣味の一部を暴露している気がする。でもこれが全てじゃないんだ。きっと。証明すべく次回は方向を変えてやる〜〜。

というわけでメンバーの皆様、おーしろが暴走しないうちに新しいオススメ書いてね。ちなみに次回はこやとの約束を果たそうかと思います。忘れないうちに。

 

あの曲を聞くと これが聴きなるのね・

 

2001.7.20

WHAM BAM
/SILVER

text by

おーしろ

BVCA-2008
「シルバー/シルバー・ファースト」より 

 

夏です〜、暑いです〜、茹だっております〜〜〜
気がつけば一ヶ月も更新してないじゃないの、さあ大変。
ということで、今回は最近よく耳にするあの曲を聞くと連鎖反応で聴きたくなるこの曲をご紹介。
といっても、ギターソロの頭の一瞬が似ているだけなんです。
でもわたしにはその瞬間、いっつもこの曲の冒頭が浮かんできちゃうのです。
聞き比べて「全然違うじゃないか〜」と一気に気温が3度ぐらい上がっちゃう可能性があります、その節はご容赦を・・・

くだんのシルバーですが、きっとワンヒットワンダーと呼ばれる(失礼)AORバンドなのです。いや、内容はAORの王道を行く、心地よいサウンド(ちょっといなたい感強し)満載の良いバンドですよ。
でこの「WHAM BAM」だけちょっと異質なんだよね。ちなみに邦題は『恋のバンシャガラン』う〜〜む。
少し前にカバーもされてたし、70年代ヒット曲のコンピレーション物に入っているかもしれません。どこかで聞いたことのある人もいるでしょう。

さて、どのような曲かといえば一言「夏の夜の曲」です。
もちろん、わたしの勝手なカテゴライズです。もう延々リピートしてうだりつづける夏の夜を乗り切ってくださいまし〜、な一曲となっております。特にドライブ時におススメ。陽が落ちても下がらぬ気温のなか、あえて窓を全開にしてぬるい夜風に吹かれると。波の音なんか混ざるともう言う事ありませんな。
別に夏の事を歌っている訳でもないし、他の曲に比べると3割増に「熱い」歌いっぷりですが、やはり夏はこうでしょう!という気分に浸れます。
もしくは、80年代にどっぷり青春時代を送りAORという単語にちょっと反応してしまう人には必須のアイテムと呼べましょう。
これからまだまだ続く真夏日もこれでばっちり、堪能できるという訳です。

ところで「あの曲」の方ですが、あまりに売れているので言うのが恥ずかしいなぁ。聞くと普通は某炭酸飲料が飲みたくなるであろう一曲とだけ申し上げておきましょう。なんだかもったいつけてしまった・・・
・・・わかったひとはBBSへ答えを書き込もう!!・・・

あの〜、好評なら次回お〜しろ担当時パートUへと続きます。

その前に、次はなぎのおすすめだぁ〜。



VOL.6

COLOSSAL YOUTH
/
YOUNG MARBLE GIANTS

2001.03.05

text by

おーしろ

 Rough Trade (LP:1979  CD:1990)
今回紹介するのは Les Disques du Crepuscule盤 (1994)

やっと一周しましたね。予想どおり、バラエティーに富んだラインナップになったようですが、いかがでしょう?

で、私は当然わが道を行きつづける訳ですが、今回は私の中の計画表を勝手に組み変えて、この一枚です。
たまたま最近このCDが手に入っちゃっただけなんですけど。すでに6年も前に最新版として出ていたのね。昔から探してはいたんだけど、あんまりマジメにCDあさらないからなぁ・・・

この人々は70年代末期に活動していたようです。私は“ネオアコ”の流れで知ったので(邪道かも?)ずっと80年代に入ってからのバンドだと思ってたんだけど。
内容はというと、聴く人を選ぶタイプの音楽でしょうね。動きのあるベースとカッティング・ギターにか細い女の子の声。あとは曲によってリズムマシーン&チープなキーボードが入るくらいで、音の隙間がたっぷりあります、エフェクト感も薄いし。
が、いわゆるほのぼの系・ラブリー系では決してありません。なんていうか静かな毒を含んでいるというか、結構パンクだと思います。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドとかね、ちょっとよぎるかな。

活動期間は非常に短くて、フルアルバムはこの一枚だけ。3人はその後別にバンドを組んでいて、ベースとギターのMoxham兄弟の「THE GIST」、ボーカルAlisonの「WEEKEND」も感じは違いますが良いです。この3バンドからチョイスしたオムニバス?の『NIPPED IN BAND』ってアルバムが今欲しいんですよね。実はすでにCD化されてたりして。
どちらにも収録されている「Final Day」がおすすめの一曲でしょうか。いちばん“ポップでキャッチ-”だし。そういう聴き方しかしない私。

これ聴いて「宅録っていいかも」と思ったものです。若かりし頃の思い出だね。彼らが宅録派だったかどうかは定かではありませんが。今でもこういう事やりたいと思っている節はあります。
あ〜、OLDCROWのボーカルが言うことじゃない気がする〜〜〜
〜〜〜いえいえまだまだこんなもんじゃありません〜〜


さっ、次はなぎちゃんに軌道修正してもらおっかなっと。

 

VOL.1

PORTISHEAD

/

PORTISHEAD

2000.12.19

text by

 

 

POCP-7246

おーしろ

 

 

 

さて、記念すべき第一回ですが、特別に構えてもしょうがないので普通に好きなものを持ってきました。
ポーティスヘッド。
「トリップ・ホップ」とか「ブリストル・ダブ」とか言われているのを聞いたことあるけど今もそういういい方するのかな。名前のとおり英国はブリストルのバンド(?ユニット?)です。
オリジナルアルバム2枚、ライブアルバム1枚しかまだ出していませんが(アナログだとバージョン違いで他にあるかも)完全に世界が出来上がっている人々です。聴いていると映像が浮かび上がってくる感じ。アンダーグラウンドな映画が好きな人ははまりそう。
今回紹介したのはセカンドですが、1枚目『DUMMY』の11曲目「Glory Box」はリーバイスのCMで知っている人も多いはずです。雰囲気ある曲が多いんですよね。静かでダークなかっこ良さが充満してます。
たまに聴きながら寝てしまうのですが、妙な夢を見てしまうかもしれないのでこれはお薦めしません。

具体的には、上述したようにクラブ系に区分されるようだけど、決して踊れません。これぞ、ダウナー。テルミンがウィンウィン言ってるしね。
ほんとにトリップ出来そうな音なんだよね。「音の世界」を堪能するタイプの音楽ですね。とりあえず、何曲目がどうで、と一つずつ挙げるより1枚聴きとおしてもらった方が良いでしょう。
あと、結構スクラッチノイズが多いです。CDやプレイヤーの故障ではありませんのでご心配なく。
それと、無理に楽しい気分になりたいときには絶対聴いてはいけません。経験者が言うんだから。

この人たち(メンバーは3人ね)1,2度来日の予定があったんだけどVoのお姉さんが体調を崩してしまい、いまのところ日本公演は実現していない(はず)。
もともとライブ向きの音楽かと言えば、判断の難しいところですが、1枚出ているライブ盤は良いです。オーケストラを従えてるの。スタジオ盤が気に入った人はぜひ聞いてみることをお薦めします。鳥肌立ちます。大きい音で聴いたほうが気持ちいいでしょう。やっぱりライブ物だしね。
それと、おまけ http://www.portishead.co.uk  ←当然ながらオール英語表記でした。

と、まあえらそうに書きましたが、要は私のお気に入り紹介なのでした。
次回は、誰が何を出してくるか?おたのしみに。



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