VOL.3 TRAMP/LOWELL・FULSOM
2001.01.16
text by
こやっち
21世紀おめでとうございます!
リコメント゛第3回目は、前回なぎちゃんが取り上げた、房之助先生も喜ぶ・・・B.Bキングも敬愛するモダン・ブルースの巨匠、「ローウェル・フルスン」とて〜も渋すぎますが、取り上げさせていただきました。ローウェル・ジョージじゃあ〜りませんよ。(それは、リトルフィートだっちゅ〜の・・)

私がお薦めするのは、「TRAMP&SOUL」(91年、Pヴァインより2in1CDで再発)とてもお得です。
浮浪者の格好をしたおやじが、アトランティックレコート゛の60年代ジャケットによく載っている綺麗なおねぇーちゃんを両脇に貨物の止まっている線路上で写っているジャケットです。
TRAMPとは、上記のとおり浮浪者という意味。また、深い意味では労働を虐げられた黒人をも指している、とてもBLUESな世界を表わしているようです。
あのクラプトンが最近のブルースカバーアルバムでも取り上げているリコンシダー・ベイビー等、多くのブルースシンガーにも敬愛されている、40年代より活躍しているちょ〜渋いおやじです。
結構R&B色の強いファンキーなアルバムで、中でも、「TRAMP」からは7曲目のBlack Nights,「SOUL」からはChange Your Ways,Too Many Drivers,あたりは有名ですが本当にいいですよ。また、この方の歌声は聞くたびに思わず唸ってしまいたくなるような、Mnnnnnnnn・・・・・・・・ちょ〜渋くパンチのある歌声です。
最近では、Blues界の大御所、ジミー・ロジャースが亡くなってしまう前の遺作「The Jimmy Rogers All Stars」で夢の競演をしており、まだまだのご健在ぶりには大変感動をおぼえました。余談ですが、このアルバムでは、他にストーンズのミックやキース、ツエッペリンのロバートプラントやジミーペイジ、クラプトン、タジマハール、ジェフヒーリー等が参加。またまたお勧めのアルバムです。
聴いてみたいな〜と思った方は、ご一聴を。
どうぞ、ブルース・ソウルの世界に浸って下さい。

以上、こやっちでした。さて、次回はじゅんが何をお届けするか、お楽しみに・・・・






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