2001.8.21	「Smoking Blues」 /フリーボ
text by
なぎ	（TOCT-10406）
さて、おーしろが暴走を始めたようなので、かなり焦っているなぎです。 今回のオススメは、またもや邦楽。なんか私、邦楽担当になってるかも？？ 　さて、今回紹介する「フリーボ」は、1996年にインディーズからアルバムを出し、翌年にメジャーデビューした女性ボーカルバンド。ジャンル分けをするなら、いわゆる歌ものロックになるのかなぁ。何しろ、一聴すれば「あぁ、70年代が好きなのね」とわかる人たちです。ＣＤショップで、彼らのメジャーデビューのアルバムを試聴をして衝動買いをしてしまったのが、このバンドとの出会いでした。 　で、今回のオススメは、彼らの３枚目（メジャーでの２枚目）にあたり、個人的には彼らのアルバムの中で一番好きな作品です。このアルバムでは萩原健太がプロデュースを務めていて、そのおかげかどうか、全体していい具合に70年代なニオイが溢れています。アルバムタイトルにもなっている「Smoking Blues」なんか、聴いていてとても気持ちがいい。曲調もブルースロック系、フォーク系、ソウル系、とミックスされた感じが古臭くてよし。逆に、次の４枚目なんかは曲調が統一されちゃったぶん、聴いてると飽きてきちゃうところがあったりするので。やっぱりこのアルバムがよいと思うな。 　リスナーとしても好きだけど、プレイヤーとしても参考にしたい部分がたくさんあって「日本語の曲作るならこんな感じに持ってくといいんだよなぁ」と思うこともしばしば。自分と同年代（もしくは自分より下）の人たちが自分の好きな方向で頑張ってるのを見る（聴く）とやっぱり刺激されるしね。 　そのフリーボですが、東芝EMIとの契約終了に伴い、現在はバンドとしての活動を一時休止してメンバー個人の活動を行っているようです。でも、ホームページの日記などを読んでいると、どうやらバンドとしての動きもそろそろ出てきているようす。復活を楽しみに待とうと思ってます。 フリーボの公式サイト http://www.geocities.co.jp/Broadway/1568/index.htm