VOL.7 | 「ス」/SMAP(VICL-60052) |
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2001.03.14 | |||
text by | |||
「SMAPPIES ~Rhythmsticks~ 」 | |||
なぎ |
/(VICP-8165) |
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さて、なぎの番です。え?軌道修正してもらおうって?甘い甘い。今回紹介するのは、こともあろうにスーパーアイドルグループ(この言葉自体古いかなぁ?)SMAPのアルバムだぞっ!・・と言うと、ケッと読むのをやめる人が続出しそうですが、もう少し読んでみてよ。損はさせないよ。 SMAPのアルバムはもう既に15枚目くらい出されているのですが、その中の11枚目がこのアルバム。CDの帯に"「ダイナマイト」&「セロリ」収録"などと書いてありますが、ぐっと我慢して1曲目の「Theme of 011」を聴いてみましょう。 ・・・ん?なんかカッコいいインスト。でしょ?でしょ?まあ、じっくり歌詞カードをご覧あれ。$%&#@!?・・ふふふ、どうよ? 実はSMAPのアルバム、6枚目あたりからバック演奏に海外のミュージシャンを起用しているのですが、この面々が実はスゴイ。ちょっとその参加者を見てみましょ。 G. : Nile Rodgers, B. : Will Lee, Dr. : Narada Michael Walden, Omar Hakim,・・・ JAZZ、FUSION好きの私の友人が、何気にクレジットを見て飛びましたからね。 そんな面々が演奏しているためか、どの曲もアレンジはかなりハマリます。ちなみに、12・3枚目くらいまで、アルバム1曲目は「Theme of 0XX」という題のインスト曲なんですが、これがムチャクチャカッコいいです。12枚目の「Theme of 012」なんて、いきなり The Manhattan Transfer が"すめゃ〜ぁっぷ!"ってぶあついコーラス入れてるのよぅ。泣いちゃうよ。 曲の提供者も、「山崎まさよし」「スガシカオ」といった定番の方々の他、「忌野清志郎」までが曲の提供しています(キムタクが一生懸命に清志郎歌いを真似してるのがなんともいえず微笑ましいです)。そのへんも考えると、1、5、11、12、13曲目あたりは私のお薦め。ちなみに、12曲目「The Road」はこのサイトを見てくれてる人なら、確実に聴いた瞬間に爆笑です。演奏してるのは日本人のスタジオミュージシャンですが、プレイヤー全員に「深紫」なオジサマ達がのりうつっていますから。でも、真のSMAPファンには、おそらく元ネタは全くわからないよね・・。 とはいっても、所詮はSMAPですので、ボーカルについてはノーコメント、というか聴かなくていいです。キムタクの歌が辛うじて聴くに耐えるか?ってくらいだもんね。どうしても歌入りは聴けん、だめだ!という方には、上記「SMAPPIES」がお薦め。これまでにアルバムに参加した外人ミュージシャンを集めて製作されたインストアルバムで、2枚でているはず。こっちならまず、聴いてゲンナリってことは絶対にありえません。無難なのもつまんないから、あえて「ス」を持ってきたんだけどね、今回は。 念のため、最近2枚くらいのアルバムは打ち込みが主流になったりで、ハマリ度は今ひとつです。「Theme of 0XX」もなくなっちゃったし。 今回も長くてごめんなさい。今度こそこやっちが主流の路線に戻してくれる・・かな? |
VOL.2 | I'm on my way up again 〜Live at Blues Alley Japan〜 |
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2001.01.06 | |||
text by | /Fusanosuke & His B&O | ||
なぎ |
BMCR 7041 | ||
えー、あけましておめでとうございます。 21世紀最初のお薦めCDを何にしようか悩みましたが、あまりバンドの音と離れすぎてもどうかなと思ったので、好きなアルバムの中からこれを選んでみました。近藤房之助の最新作です。 いまさら説明するまでもないでしょうが、日本のブルースシンガーの大御所です。よく知らない人にはTVアニメ「ちびまる子ちゃん」のメインテーマ「おどるポンポコリン」のバックでパッパパラリラ〜と叫んでる人っていう説明しかできません。 アルバムはもうかなりの枚数出していますが、そのほとんどがライブアルバムというめずらしい方です。レコーディングスタジオで凝った音を作り上げていくよりも、ステージでの生演奏を聴いてほしいということなんでしょうね。実際私も何回も見に行ってますが、ライブはお薦め!です。実はこのアルバムレコーディングライブの日、房之助はインフルエンザにかかり39度の熱をおしてのステージだったのですが、ものすごい汗をかきながらも全く危なげのないその姿にはプロ魂を感じました。その中から10曲のチョイスですが、8曲目の「Same Ol' Blues」は彼のお気に入りの曲らしく、イベントなどに参加する際にも必ず演奏する定番曲です。 最近は、このB&Oをパーマネントメンバーとして決めているようで、ライブもこのメンバーでずっとやっています。大村憲司氏が亡くなってずいぶんショックだったらしいのですが、一安心ですな。ちなみにこのライブでは、私が個人的に師と仰いでいる小島良喜氏がサポートメンバーとしてピアノで参加しています。もうひとりの師、B&Oの小山秀樹氏は通常どおりオルガンで参加していたので、この日は二人の師匠のプレイをWで見ることができて大感激でした。 余談ですが、房之助はこのライブを行った「Blues Alley Japan」がお気に入りのようで、このところ月に1回くらいのペースでここでライブしています。房之助以外にも、ジャズ、ブルース界では名立たる方々がここでライブをやっていますので、お好きな方は要チェックのスポットですよ。食事をしながらライブを見られるだけでなく、S席にいたってはミュージシャンの手前1mの位置で聴けるという涙が出そうなくらいありがたいところです。ライブスケジュール等もホームページでチェックできるのでお好きな方はぜひどうぞ。 長くなりましたが今回のお薦めはここいらで。 次回は、こやっちの登場予定でーす。 「近藤房之助」のリンク<http://www.being.co.jp/fusa/> 「Blues Alley Japan」のリンク <http://www.bluesalley.co.jp/> |
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